あなたは、「新嘗祭(にいなめさいまたは、しんじょうさい)」はどんな行事なのか知っていますか?
私は、何か他の行事と混ざってしまい、うまく説明できませんでした。
改めて調べてみると、「新嘗祭」は、毎年11月23日に行われる収穫物を得たことを神様に感謝する行事のことだとわかりました。
今回は、その詳しい内容と何が行われているのか、食べ物について詳しく解説しています。
あなたもこれを読めば、新嘗祭に詳しくなれること間違いなしです!
新嘗祭とは何の行事?
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あなたは、「新嘗祭(にいなめさい、または、しんじょうさい)」と聞いてどんな行事か説明できますか?
私は、恥ずかしながらすぐに説明できませんでした。
「新嘗祭」は、毎年11月23日に行われる収穫物を得たことを神様に感謝する行事のことです。
新嘗祭は全国各地の神社だけではなく、宮中でも儀式が行われています。
また、新嘗祭は歴史が古く、はじまりは2000年以上前からだと言われています。日本書紀や古事記にも記述があります。
ところで、あなたは11月23日と聞いて、ある休日が思い浮かびませんか?
そうです! 「勤労感謝の日」です。実は、勤労感謝の日は、新嘗祭から名前が変わっただけです!
1948年に「稲作だけではなく全ての勤労に感謝する」意味に変わりました。
以上が、新嘗祭についてでした。
勤労感謝の日と同じだったなんて知りませんでした。
ここまでで、新嘗祭が古代から日本人にとって大切な行事であることがわかりましたよね?
ですが、実際どんなことが行われるのかまだわかりませんよね。
次で詳しく紹介します!
新嘗祭で行われること
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ここからは、新嘗祭で行われることについて紹介します。
新嘗祭は、毎年11月23日に神社と宮中で儀式が行われます!
ここでは、神社と宮中で行われることを詳しく解説していきます。
初めに、神社では基本、当日に近隣の人を呼んでお供物を分けることが多いです。
ほかにも舞を奉納したり、イベントが開催されたりしていることもあります。
参加できるかどうかは神社によって異なってくるので事前に確認するようにしましょう。
次に、宮中では最初に神嘉殿(しんかでん)と呼ばれる場所で日が暮れたころと明け方ごろの2回アマテラスオオミカミなどのすべての神様に、食べ物を供えます。
このとき、天皇も新穀で作った食事を供えると同時に自分でも新米を食べます。そして朝になると、着替えて再び神様に食事を供えます。
上記の行事は、一般人の参加はできないので注意です。
また、習わしとして「毎年新嘗祭当日まで新米を食べてはいけない。」というものがあります。
その理由は、昔は手で米を刈っていたため収穫に時間がかかっていたからでした。
ですが、現在は技術も発展しているため、この習わしはなくなりつつあります。
以上が、新嘗祭で行われることについてでした。
私も地元の神社で新嘗祭が行われていたら参加したいと思いました。
あなたの家の近くでも新嘗祭が行われていたら、ぜひ参加してみてくださいね。
新嘗祭の食べ物について
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続いては、新嘗祭の食べ物について紹介します。
新嘗祭は、お供えものが必要です。
食べ物としてのお供えは、新米、麦、粟(あわ)、キビ、豆などの穀物です。合わせて、新酒の新米からできた白酒、赤米や黒米でできた黒酒も用意します。
その後、自分たちも供えた新米やお酒などを神様と一緒にいただきます。
また、神社によっては食べ物ではなく、「ご祈祷料」といったお金を用意する場合もあります。
お金の場合は熨斗(のし)に、「御礼」、「初穂料」と書きましょう。
「初穂」は、その年に初めて収穫されたお米のことです。
ですが、あなたの近所で新嘗祭の行事が行われていない場合がありますよね?
実際、新嘗祭の日に必ず食べなければならないものはありません。
家で新嘗祭を迎える場合は、お米をいつもと違った形で炊いてみるのがおすすめです。
炊き方は以下の通りです。
- 炊く前のお米と水を別に用意して目の前に置く
- 2つに向かって、二礼二拍手する
- 新嘗祭の神話のように、目の前にあるお米が神様から与えられたものとしてイメージする
- 「このおコメの本質を 悠紀(ゆき)の水 主基(すき)の水で みそぎはらいて 天空よりちまたに むすびたまえ」と唱えます。
いつもと違う炊き方をしただけで、何だか心持ちが変わる感じがしてきませんか?
炊いたあとは、そのお米が神様からのひかりが宿ったものとして感謝しながら食べましょう。
以上が、新嘗祭の食べ物についてでした。
あなたもいつもと違った形で、日々の食生活に感謝してみましょう。
まとめ
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「新嘗祭」は、毎年11月23日に行われる収穫物を得たことを神様に感謝する行事のことです。
新嘗祭は全国各地の神社と宮中で儀式が行われています。
同じ日に、「勤労感謝の日」がありますが、新嘗祭から名前が変わっただけです。
新嘗祭は、神社では基本、当日に近隣の人を呼んでお供物を分けることが多いです。
ほかにも舞を奉納したり、イベントが開催されたりしている神社もあります。
また、宮中では最初に神嘉殿と呼ばれる場所で日が暮れたころと明け方ごろの2回アマテラスオオミカミなどのすべての神様に、食べ物を供えます。
このとき、天皇も新穀で作った食事を供えると同時に自分でも新米を食べます。そして朝になると、着替えて再び神様に食事を供えます。
新嘗祭のお供えの食べ物は、新米、麦、粟(あわ)、キビ、豆などの穀物です。合わせて、新酒の新米からできた白酒、赤米や黒米でできた黒酒も用意します。
その後、自分たちも供えた新米やお酒などを神様と一緒にいただきます。
以上が、新嘗祭についてでした。
今まで、詳しく知らなかったので改めて学ぶことがたくさんありました。
あなたも、実際に行事などに参加して理解を深めていきましょう。