最近、「毒親」という言葉が知られてきましたよね?
言葉が広まっても、毒親の被害にあっている人たちはなかなか毒親から逃げることができずに困っているのが現実です。
もしかしたら、あなたの周りにも毒親に困っている人がいるかもしれません。
調べてみると、毒親から回避する方法が未成年の場合と成人の場合でそれぞれあることがわかりました。
今回は、その詳細と主に未成年が利用できる「毒親シェルター」とその注意点について徹底解説していきます。
あなたも、これを読んで「毒親」について学んでいきましょう。
毒親から回避する方法
あなたの周りで、毒親に困っている人はいませんか?
私も、テレビなどで毒親の特集を見たことがありますが、見ていてとても辛くなりました。
きっと、毒親で困っている人が近くにいるかもしれないとも思いました。
調べてみると、毒親から回避する方法が未成年の場合と成人の場合でそれぞれあることがわかりました。
最初に未成年と成人共通で、毒親から回避する方法です。まとめると以下の通りです。
・周囲に相談する
・毒親と接しないようにする
1つずつ説明していきます。
・周囲に相談する
未成年の場合は、周囲の大人に相談するようにしましょう。成人の場合は、親戚、友達など「信頼できる人」に相談しましょう。
未成年の場合は、学校の先生やスクールカウンセラー、近所の人などで問題ありません。
また、最近では民間のフリーダイヤルの相談センターもあります。
成人の場合は、「信頼できる人」以外にも専門のカウンセラーを利用してみるのもいいです。
カウンセラーなら、守秘義務があるので外に情報が漏れる心配がないです。
・毒親と接しないようにする
環境にもよりますが、毒親と接触を減らすことを心がけてみましょう。
例えば、自分の部屋があればそこで過ごす、外出を多めにする、友達の家に非難することもできます。
また、成人の場合で経済的に余裕があれば、1人暮らしを考えてみるのもいいですね。
次は、未成年の場合の毒親から回避する方法です。簡単にまとめると以下の通りです。
・シェルターを利用する
・児童相談所や警察に通報する
・裁判所に接近禁止の仮処分を依頼する
少し難しいと思いますが、丁寧に説明していきます。
・シェルターを利用する
NPOなどが運営しているシェルターは場所を把握できないようにしていて、衣食住も無料です。
シェルターがある場所は限られてきますが、あなたが住んでいる地域にシェルターがないか調べてみましょう。
シェルターに行くのは勇気がいると思いますが、シェルターのスタッフが「どのようにしたら毒親に見つからないで済むのか」一緒に考えてくれる可能性があります。
・児童相談所や警察に通報する
未成年であれば、児童相談所の一時保護を警察経由で求めることができます。
保護期間は最長2カ月あり、その後は自宅に戻るか、児童養護施設などに移動するか決めます。
警察経由の方がいい理由は、もし虐待の疑いがあればすぐに警察が対応してくれるからです。
・裁判所に接近禁止の仮処分を依頼する
弁護士への相談が必要になりますが、接近禁止の仮処分は法的効果があります。
法的効果があるので、警察や児童相談所などの保護や支援が受けられやすくなります。
接近禁止の仮処分を依頼するには、証拠や法律上の手続きが必要になってくるので、必ず弁護士へ相談するようにしましょう。
続いては、成人の場合の毒親から回避する方法です。まとめると以下の通りです。
・アルバイトを始める
・1人暮らしをする
・分籍と住民票の閲覧を制限する
成人になると未成年と違って、回避する方法の幅が広がります。
・アルバイトを始める
毒親から回避するには、「経済的自立」が大切になってきます。
毒親から回避したときは、滞在先や生活費などお金がたくさんかかります。
家庭環境の関係で、長時間のアルバイトが難しい場合は週に2日から3日に分けて働くなど工夫をしてみましょう。
・1人暮らしをする
経済的に余裕があったり、アルバイトなどでお金が溜ったりしたら、1人暮らしを始めてみましょう。
ですが、アパートやマンションを借りるには最低30万円ほど必要です。
もし引っ越しすることができても、毒親には住所を教えないようにしてください、親戚や兄妹などにも毒親に住所を教えないようにしてもらいましょう。
・分籍と住民票の閲覧を制限する
分籍は、今の戸籍から抜けて、あなたが筆頭者である戸籍を新しく作ることです。
ただ、分籍をしても毒親との縁が完全に切れたことにはなっていないので注意しましょう。
引っ越しをした場合、毒親に住所を見られないように住民票に閲覧を制限することも大切です。
事前に役所で手続きが必要になるので、本人確認証と印鑑を持参して行きましょう。
以上が、毒親から回避する方法でした。
未成年でも、気軽に相談できる場所があるなんて知りませんでした。
未成年の場合でも紹介しましたが、「シェルター」ってまだイメージがわきませんよね?
次は、その「毒親シェルター」についてです。
毒親シェルターとは
前述した通り、毒親から回避できる方法として「シェルター」があることがわかりました。
ここからは、「毒親シェルター」について詳しく紹介します。
「毒親シェルター」とは、虐待やDVの被害にあっている人が一時的に避難できる場所のことです。
シェルターには、公的シェルターと民間が運営するシェルターの2種類があります。
NPO法人などが運営している民間のシェルターの数はまだ少ないですが、相談や自立に向けた支援などもしてくれるシェルターもあります。
令和2年の時点で全国にシェルターは、124か所あります。
そのため、シェルターに入りたいと思ったら、1度警察や役所で相談をして、「一時的にシェルターに入りたい」とはっきり伝えましょう。
はっきり伝えれば、詳細を教えてもらえる可能性があります。
以上が、毒親シェルターについてでした。
もし、あなたが住む地域にシェルターがあれば、とても安心ですよね。
ですが、毒親シェルターには注意すべきこともあります。
次で詳しく紹介します。
毒親シェルターで注意すべき点
毒親シェルターは、主に未成年のあなたのための毒親から回避できる場所です。
ですが、毒親シェルターにも注意すべき点があります。
それは、民間の場合はどんな団体が運営しているのか、また、シェルターにはどんな人が入所しているのかなどです。
民間のシェルターは、どんな団体が運営されているか分からない状態です。もしかしたら、怪しい団体が運営している可能性があります。
また、シェルター自体の詳細がわからないため、自分で探すのではなく、役所などの公的機関からの紹介がおすすめです。
役所で紹介されたときに、どんな人が入所しているか質問しましょう。
個人差がありますが、シェルターによっては規則が厳しいと感じてしまうこともあるようです。
ですが、毒親から回避するには「毒親と距離を置く」ことが大切になってくるので、上記のことを注意しながら、1日でも早く役所などで相談しましょう。
以上が、毒親シェルターの注意すべき点でした。
成人しているあなただったら、経済的な自立を未成年よりも早くできると思います。
未成年の場合は、経済的自立がなかなかできないと思います。そのため、このような毒親シェルターの利用を考えてみてくださいね。
毒親など厳しい家庭環境から離れるには!まとめ
毒親から回避する方法が未成年の場合と成人の場合でそれぞれあることがわかりました。
未成年と成人共通で、毒親から回避する方法は、「周囲に相談する」、「毒親と接しないようにする」ことです。
未成年の場合は、「シェルターを利用する」、「児童相談所や警察に通報する」、「裁判所に接近禁止の仮処分を依頼する」方法があります。
成人の場合は、「アルバイトを始める」、「1人暮らしをする」、「分籍と住民票の閲覧を制限する」方法があります。
また、未成年の場合は、虐待やDVの被害にあっている人が一時的に避難できる「毒親シェルター」も利用することができます。
毒親シェルターは、公的シェルターと民間が運営するシェルターの2種類があります。
民間の場合はどんな団体が運営しているのか、また、シェルターにはどんな人が入所しているのかなどに注意が必要です。
以上が、毒親から回避する方法でした。
毒親から回避する方法は未成年の場合、成人の場合と様々な方法があることなど初めて知ることばかりでした。
もし、あなたやあなたの周りで毒親に困っている人がいたら、ぜひ教えてあげてくださいね。