こんにちは!
今回は、劇場版「シン・エヴァンゲリオン」についてレビューしていきます!
アイデンティティや人付き合い、
親子関係などシリアスなテーマが多く、
生易しい描き方はしないので
人によっては暗すぎて無理かもしれません。
それでも真正面から丁寧に描いたあとに
可能性や優しさを示すからこそ、
「暗い」だけで終わらず
たくさんの人の心を打つ作品なんだと思います。
悩んでいる人にこそ、
救いやヒントが見つかる作品なのではないでしょうか。
もし、「シン・エヴァンゲリオン」を見てみたいと思っている方は、
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
※ネタバレ有りです。
劇場版「シン・エヴァンゲリオン」のあらすじ
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フォースインパクトを起こしてしまい、
それを収束させるために
カヲルが死んでしまい
シンジは心を閉ざしてしまいます。
彼とアスカ、アヤナミレイ(仮称)は
「第3村」という場所に辿り着きます。
そこで大人になったトウジやケンスケ、ヒカリと再会します。
第3村で暮らすうちにシンジは立ち直り、
父ゲンドウと向き合うことを決意します。
ミサト率いるヴィレはゼーレに最終決戦を挑み、
アスカとマリが出撃。
長年続いてきたエヴァンゲリオンシリーズの完結作です。
劇場版「シン・エヴァンゲリオン」は数々の伏線を回収し前向きな結末
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前作「Q」でわずかに希望は残っているとは言え、
絶望的な状態で終わってしまっていただけに
本当に終わるのだろうかと思っていました。
しかし見終わった後はだいたいの謎は真実を明かされ、
カタルシスのある前向きな終わり方をしたと思います。
昔の暗く救いようのない雰囲気のエヴァが好きな人には
物足りないかもしれませんが、
私はこれでよかったと思います。
アクションシーンは大幅強化
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戦闘シーンは8号機がパリで戦うシーンと
最終決戦で新2号機と改8号機が
Mark.07の大軍と戦うシーンが好きです。
どちらもBGMがとてもかっこよくてテンションがあがります。
パリで戦うシーンは8号機がぐるぐる動きながら
ちょっと泥臭く苦戦しているのに
マリが冷静に戦っているギャップがいいです。
新2号機と改8号機が戦うシーンは
武器を色々使い捨てたり、
2体同時にATフィールドを展開させたりと
豪快に突き進んでいくのが爽快です。
ゲンドウと向き合う強さを手に入れたシンジ
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これまでにもシンジは深く傷ついて
ふさぎ込んでしまう事は何度かありました。
今回ばかりは世界を滅ぼしかけてしまった上に
友人を失った事でどうなる事かと思いましたが、
色んな人の優しさに触れて
時間はかかりましたが立ち直れてよかったです。
ゲンドウと向き合うという後々の展開のためにも、
立ち直った事で強さと精神的な余裕が生まれたのではないでしょうか。
アスカがやっと報われてホッとしました…。
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「Q」でアスカがシンジになぜ怒っているのかわかりませんでしたが、
シンジが3号機の起動実験の時に
アスカを助けも殺しもせず何もしてくれなかった事に
怒っていたとわかりスッキリしました。
アスカとシンジの関係はどんな着地点に辿り着くのか
予想がつきませんでしたが、
互いに初恋としていい思い出と
捉えられるようになってよかったです。
アスカとケンスケの関係は全くの予想外でしたが、
幸せな未来を暗示させていて
やっとアスカが幸せになれるんだなと安心しました。
エヴァは不朽の名作だと改めて実感
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ミサトが旧劇場版と同じく死んでしまうのはとても悲しかったですが、
今作ではシンジを送り出し
息子を守るという前向きな行動の結果、
避けられなかった展開なのでよかったです。
それでも見るたびにとても辛いですが…。
ラストでシンジくんがマリに
DSSチョーカーを外されたシーンは
シンジくんがエヴァから解放された象徴なのでしょうが、
個人的に見ていて「ああ本当にエヴァが終わるんだな」と
とても寂しくなりました。
それでもまた映像を見返せば何度でも楽しめますし、
終わったけど終わっていない、永遠に心に残る作品です。
まとめ
エヴァと使徒の泥臭くもかっこいい戦闘シーンも見物です。
初めて見た時はエヴァが負傷すると
血のような赤い液体が噴き出たり
装甲の下から肉のようなものが露出し、
操作しているパイロット自身も
神経をリンクさせているために
痛みに絶叫する様はショッキングでした。
だけど痛みに耐えながらどんな絶望的な状況でも諦めず、
パイロットだけでなくサポートする大人達も
知恵と技術を結集させ立ち向かい、
ボロボロになりながらも勝ちをもぎ取っていく姿は
とてもかっこいいです。
カメラワークやBGMも相まって
他のロボットアニメとは一味も二味も違う魅力があります。
この記事が劇場版「シン・エヴァンゲリオン」を見るきっかけになれば嬉しいです!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!