夜にかかとのかゆみを感じたことはありますか?
日中、活動しているときには何も感じないのに、夜になってゆっくりしているような時間帯に突然やってくるかかとのかゆみ。
かかとを掻くと、掻いたことによってさらにかゆみが増します。
気になり出したら止まりませんよね。
本記事では、夜にかかとや足の裏がかゆくなる原因や対処法を解説していきます。
かかとや足の裏がかゆい原因
かかとや足の裏がかゆい原因はいくつか考えられます。
虫刺されや、皮膚炎等の病気の場合もあれば靴下などによる足の蒸れが原因である場合もあります。
もしあなたのかかとや足の裏に見た目には虫刺されなどの異状がなく、なおかつ朝や昼にはかゆみを感じなくて夜だけに限定される場合は、皮膚炎等の可能性は低いでしょう。
皮膚の病気以外の可能性としては、肌の乾燥が挙げられます。
かかとや足の裏に限らず乾燥しやすい冬などに体にかゆみを感じる人もいるのではないでしょうか。
かかとや足の裏がかゆい!夜にかゆくなるのは?
見たところかかとや足の裏に異状がなく、なおかつ夜にかゆくなることが多いあなたは、かかとや足の裏が乾燥しているのかもしれません。
あなたのかかとや足の裏がかゆくなるのは夜のいつでしょうか。
もしかしたら、お風呂からあがってリラックスしたいときにかゆくなる、とうことはありませんか?
もしそうなら、そのかゆみの原因はお風呂あがりの乾燥かもしれません。
お風呂あがりはかかとや足の裏に限らず、肌が乾燥しやすくなります。
特に冬場などにはお風呂あがり腕や背中などがかゆくなることがある、という人もいるでしょう。
お風呂に浸かること自体は気持ちがよく、リラックスできるのですが、長湯をしてしまうと肌の乾燥を引き起こすことになります。
これは、長時間お湯につかることで肌から保湿成分が流れてしまうからです。
また、タオルなどで肌をゴシゴシこすって洗っているということはありませんか?
肌をこすり洗いしすぎることで、肌に必要な保湿機能を壊してしまいます。
夜にかかとや足の裏がかゆくなる原因の一つに、お風呂上がりの乾燥があります。
入浴時の習慣で何か思い当たることがあれば、今後はかゆみを抑えるために改善していくといいでしょう。
かかとや足の裏がかゆいときの対処法
実際に今、かかとや足の裏がかゆくて仕方がないというあなたは、以下のように対処してみてはどうでしょうか。
先ほど説明したように「乾燥」が原因の場合は、保湿ケアをして肌に潤いを保つことが大切です。
入浴後に保湿剤をしっかり塗って肌に水分を入れます。
その後、保湿クリームなどの油分のふくまれたものを塗ります。
こうすることで肌に入れた水分が逃げません。
次に大切なのは部屋の湿度です。
比較的湿度の低い冬などは加湿器を使用して、常に湿度60%程度に保っておきましょう。
さらに日頃の習慣として、水分補給と栄養補給が大切です。
夏は水分を取る機会が増えますが、冬になるとあまり飲み物を飲まないという場合もあるのではないでしょうか。
のどに渇きを感じていなくてもこまめに水分を摂ることで乾燥しにくい肌を保つことができます。
栄養については、タンパク質やビタミンが有効です。
肉や魚、野菜などバランスの良い食事を心がけることで肌に優しい環境を作っていきましょう。
もしあなたのかゆみの原因が乾燥ではない場合は、すみやかに皮膚科を受診してください。
皮膚を掻き続けることや誤ったケアを続けることで症状が悪化してしまう危険性があります。
皮膚科で診断してもらい、適切な薬を処方してもらうこと治りが早くなるでしょう。
なお、皮膚科は数自体が少なく、混み合うことが多いので事前に電話してすぐに診てもらえるか確認しておくといいと思います。
かかとや足の裏がかゆい!その対策
かかとや足の裏がかゆくなってから対処するのではなく、あらかじめ予防したいと思いませんか?
それには、日頃から足のケアをしっかりしておくことが重要です。
先ほどの乾燥によるかゆみであれば、症状が出る前からお風呂あがりの保湿ケアを丁寧に行い、部屋の湿度も適切に保ちましょう。
また、水分や栄養の補給も日頃から意識しておくといいと思います。
皮膚の疾患によるかゆみについては、日頃から足を清潔に保つことで防ぐことができます。
ほかにも水虫などの感染もありますので、スポーツジムや温泉へ行く際には、バスマットなどを経由して感染してしまう場合も考えられます。
清潔なタオルを持参してそれを使うようにしましょう。
家族間であっても、誰かが水虫になった場合はタオルの共用を避けることで感染を防ぐことができます。
また、足を洗った後に足が濡れた状態で靴下をはくのは避けたほうがいいでしょう。
足の水分をしっかりふき取り、足を乾かしてから靴下をはくことをおすすめします。
こまめに汗をふき取ることも皮膚疾患の予防につながります。
特に女性の場合はストッキングをはく機会が多いかもしれませんが、ストッキングは汗を吸収しにくい素材でできています。
どうしてもストッキングをはかなければならない事情がない限りは靴下をはくほうがいいでしょう。
やむを得ずストッキングをはく場合も、できる限り通気性をよくすることで皮膚疾患の予防につながります。
たとえ靴下であっても、汗や雨などで濡れてしまった靴下を長時間身につけるのは皮膚によくありません。
特に暑い夏の日や雨の日は替えの靴下や清潔なタオル、除菌シートなどを持って出かけ、足の状態を清潔に保てるようにするといいでしょう。
まとめ
かかとや足の裏のかゆみの原因には、乾燥もしくは皮膚疾患です。
いずれの場合も足のケアが大切になります。
お風呂あがりに保湿ケアをすることや日頃から足を清潔に保つことを心がけて、かゆみを起こさないようにしましょう。
もしかゆみが発生した場合は、まずは足自体に湿疹などの異状がないかを確認し、適切に対処していきましょう。
皮膚疾患が疑われるときは皮膚科を受診して早くすっきり治すと気持ちがいいですよ。
日頃のケアと生活習慣で、かかとや足の裏にまつわるストレスから解放されるといいですね。