美人の老化について!受け入れられない?どうしたらいいの?

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「アンチエイジング」という言葉が浸透してずいぶん経ちました。

どんな人にとっても年を取ることは嫌なことですので、美容グッズや若見えするファッションなどに目がない人は多いでしょう。

特に、美人であればいつまでも若く美しい姿を維持していたいと思うのではないでしょうか。

芸能人などに対する評価を見ていても、「劣化」という言葉をよく耳にすることがあります。

人に対してそのような侮辱の言葉を平気で言うほうが失礼であるのは間違いありません。

しかし、今まさに周囲からもてはやされている美人の中には、「自分はそう思われたくない」と考える人もいるでしょう。

しかし、歳を重ねることは決して悪いことではありません。「いつまでも若く、美しい私」でいることも素敵なことかもしれませんが、歳を重ねたからこそ魅力が増していくということもあるのです。

本記事では、そもそも老化とはどういう現象なのか、特に老化を受け入れることができないというあなたのために、歳を重ねていくことの楽しみなどを解説していきます。

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老化という現象について

老化

「老化」というと、多くの場合30代や40代になってから見られる体の衰えのことをイメージすると思います。

もちろん、「老いる」という言葉自体にマイナスイメージがありますので、老化とは衰退のことだという理解で問題はありません。

美人が老化を感じるのはどういうときでしょうか。

以前は似合っていた服がなんとなく似合わなくなったときや、シミやしわが目立ち始めたときではないでしょうか。

また、仕事をしている人は先輩社員よりも後輩社員のほうが多くなってきたと感じたり、久しぶりに昔好きだったアイドルを見たら年を取っていたりしたときなどにも感じるかもしれません。

階段で息切れをするなど体機能の衰えから老化を感じる場合もあるでしょう。

このように並べてみると、老化とは衰えであるということがわかりますので、やはり前向きにはとらえられないのも理解できます。

しかし、そもそも老化現象というのは時間の経過とともに生物の個体に起こる「変化」を指しています。

特に、成熟期を過ぎたあとの死ぬまでの機能低下のことを「老化」と呼んでいます。

そうなるとどうしてもいやなイメージが付きまといますが、老化とは「変化」であり、実は生まれたその瞬間から始まっています。

老化・歳を重ねる・成熟の楽しみ方

老化・歳を重ねる・成熟の楽しみ方

時間とともに起こる変化と言っても、子どもであればそれを「成長」と呼んで喜ぶことができます。

子ども自身も、背が伸びたり体重が増えたりすると嬉しそうにしていますね。

しかしこれが成熟期を過ぎると途端に嫌な「老化」に変わります。

このように「変化」に対する感情が子どもと大人で異なってしまう理由は、子どもは「変化」によってできることが増えていくのに対し、大人はできないことが増えていくからだと思います。

子どもは体重が増えることで力が付き、一人で思い荷物を運べるようになるでしょうし、身長が増えることで電車のつり革などにつかまることができるようになります。

できることが増えていくと行動範囲も広がり、新しい世界を見ることができますから生きているのが楽しくなるでしょう。

これが大人の場合ですと、体重が増えると今まで好きなだけ飲み食いしていたものを制限しなければならなくなるし、病気のリスクも高まります。

そうなると、どうしても衰えや死すら意識してしまい、世界は狭くなってしまいます。

しかし、本当にそうなのでしょうか。

今までできたことができなくなる、というのは否定できません。

私自身そろそろ40代が近づいている身なのですが、もう昔のように速く50メートル走を走ることはできませんし、新しいことを覚えることも苦手になりました。

若いアイドルグループのメンバーを見ても顔と名前を一致させることもできません。

昔はモー娘。のメンバーもあっという間に覚え、見分けられない親世代の人たちをバカにしてさえいました。

そう考えると、できることよりもできないことのほうが増えた、そんなふうに思ってしまうこともあります。

でもそれは、できないことにばかり注目しているからそう思うのです。

できるようになったことも増えました。

たとえば私は、若い頃は自分とは異なる視点を持った人の意見について理解することができませんでした。

他者とやり取りをする際、この人はどうしてそのような考え方をするのか、こうしたほうがみんなのためになるのにどうして考えを改めないのか、などと思っていたものです。

しかし、年齢を重ねるごとに、自分と異なる立場の人にも言い分はあるのだということを理解できるようになりました。

それは、社会通念上「よくない」とされている行動を起こす人に対してもいえることです。

たとえば、路上にゴミをポイ捨てする人がいます。

私は若い頃、そのような人に対して「非常識な人間だ」と思っていました。

しかし、今ではポイ捨てをした人にも何かしらの正義があるのかもしれない、という可能性を考えるようになりました。

もしかしたらその人は、その辺にゴミが捨ててあって当たり前の地域で生まれ育った人もいるかもしれません。

そのような人であれば、手持ちのゴミをその辺に捨ててはいけないということなど思いつかない可能性があります。

もちろん、だからといって社会通念上「よくない」ことをしている人を容認するわけではありませんが、ゴミのポイ捨てを見て「あの人はゴミをポイ捨てした最悪の人間だ」となるだけでは何も解決しないことを理解しました。

たとえ同じ日本人であっても、人によって生まれ育った環境も背負ってきた歴史や文化も違うものです。

私がこう考えるようになったのは、明らかに年を取った結果です。

これまでの人生の中で様々な人と会話し、勉強し、仕事をし、食事をし……。

また、本や映画、スポーツなどをとおして学んだことも多いものです。

子どもや若者と比較して長く生きてきた分、より多くの人とかかわり、より多くの本を読んで、より多くのことを学びました。

ゲームでいう「経験値」というものです。

ゲームの主人公の「経験値」が増えるとレベルアップにつながりますから、プレイヤーは喜びます。

それならば、あなたの人生の「経験値」が増えたことも喜んでもいいのではないでしょうか。

少し視点を変えて、俳優や歌手、バンドグループなども「昔のほうがよかった」と言われる一方で、「今のほうが好きだ」と思う人も多くいるものです。

私が昔から好きなバンドも、もうメンバー全員50歳を超えていますが、私は今の彼らのことをあの頃よりもずっとずっとかっこいいと思って応援しています。

彼らが歳を重ねたからこそ生まれた名曲もありますし、歳を重ねた彼らが歌うからこそ伝わってくるメッセージもあります。

「経験値」を増やすことで、誰もが確実にレベルアップしていけるはずなのです。

このように、私たちは歳を重ねることで人間的に成長していけるといえます。

体力は衰えるでしょうし、周囲からもてはやされていた若い頃と比べると、どうしても「美しさ」がなくなってしまったと思えてしまうかもしれません。

しかし、あなたの内面の美しさは、周囲がもてはやしていたとき以上に磨かれているのです。

それを裏打ちする「人生経験」が、きっとあなたにもあると思います。

まとめ

美人 老化

多くの人が老化を受け入れられないのは、できることよりもできなくなることのほうが増えていくように感じるからです。

それに加えて美人の場合は、あの頃の美しさが失われるという点でますます老化を受け入れることができなくなるのでしょう。

しかし、歳を重ねることで人生経験を積むことができ、視野が広がって内面も磨かれていきます。

老いをマイナスに捕らえていると、心まで暗くなってしまいます。

心の状態は外見にも現れますから、せっかく顔が整っているのに不美人に見えてしまうおそれもあるでしょう。

老いを嘆くよりは「変化」を前向きに受け止め、歳を重ねたからこそできるようになったことを大切にしていくことで、若かったころとは違った魅力を引き出されるはずです。

あなたが輝くときは、あなたが諦めないかぎり続いていくと思いますよ。

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