「あ、流れ星!」
どこからかそんな声が聞こえてくると、つい夜空を見上げてしまいますよね。
でも、見上げた時にはもうすでに流れ星はいなくなっていた……そんな経験をお持ちの人もいるのではないでしょうか。
本記事では、流れ星を見ることのできる確率や見やすい環境などを解説しています。
流れ星の正体について

「流れ星」という言い方をしますが、実際に流れているのは実は星ではありません。
流れ星の正体は、実は宇宙のチリなのです。
地球の周囲には定期的に彗星が周っています。
その彗星が残したチリの中を地球が通過し、チリが地球の大気圏にぶつかって大気圏中の原子などと衝突します。
その時に生じる発光が、私たちが目にする流れ星の正体なのです。ちなみに、この宇宙に漂うチリはそんなに大きなものではありません。
実際にとてつもなく大きな「星」が流れてきたら、地球は無事では済まないでしょう。
流れ星を見る確率の高い時期について

まず、流れ星を見ることのできる確率を%で表すのは不可能でしょう。
分母を定めることが非常に難しいからです。
毎日星空を観察することを日課としている人は相対的に多くの流れ星を見ることになるでしょうし、星空に興味がない人は一度も流れ星を見ることなく生涯を過ごすかもしれません。
そこで今回は、流れ星をよく見ることのできる時期を紹介したいと思います。
流れ星は基本的には一年中発生しています。
それでもいつでもどこでも見られるわけではありません。
比較的よく見ることができるのは、流星群の時期です。
たとえば2023年ですと、8月のペルセウス座流星群、10月のオリオン座流星群、11月のしし座流星群、12月の双子座流星群があります。
流星群をよく見ることのできる日は、天気予報等でチェックしてください。
流れ星はいつでも流れてはいますが、だからと言ってあなたが夜空を見上げた瞬間に都合よく見えるとは限りませんし、流れ星を見るためにずっと夜空を見上げ続けているわけにもいかないでしょう。
それならば、それぞれの時期にまとまって飛んでくる流星群を狙うのがいいと思います。
また、流星群が見えると聞くと、日ごろから星に興味がない人でも関心を寄せるでしょう。
そうすると、多くの人が星を見に行くことになると思いますので、あなたが星を見つけられなくてもあなたと一緒に行った人が見つけてくれて、星が見えた場所を教えてもらえるかもしれません。
SNS等で流星群の観測状況を発信する人も多くいると思います。
そういった情報を手掛かりにして夜空を見上げると、一人で見上げるときよりも流れ星を見る機会を得やすいでしょう。
流星群の時期はまとまって星が流れてくるという意味でも流れ星を見る確率が上がりますし、通常よりも多くの流れ星情報を得ることができるという意味でも見る確率が上がります。
事前にニュースをチェックして見に行ってみてください。
流れ星の見やすい環境について

星の観測は天候に左右されます。
雲のない、よく晴れた夜空が理想的ですが、少し曇っていても雲の切れ間に流れ星を見ることもできます。
流星群について事前にチェックしているならば天候の情報も得ることができるはずですので、天気も要チェックです。
また、流れ星を見るには、暗い環境が必要です。
夏は19時を過ぎてもまだ明るいですし、冬は18時にはもうまっくらですよね。
季節によって、出かける時間が変わってくるでしょう。
暗闇にあなたの目を慣らす時間も必要ですので、星が見えなくても暗くなってから10分~20分程度は空を見続けることをお勧めします。
人工的な光の溢れる都会よりは、田舎の方がよく星が見えると思います。
あなたのお住まいの地域で流星群がよく見えるスポットなどがあれば、そちらへ出向いてみましょう。
流星群はまとまってたくさんの宇宙のチリが発生することになります。
しかし、ピーク時間を過ぎると途端に見ることができなくなるおそれがあります。
せっかく出かけていったのに全然見ることができなかった、ということがないように、天気予報等で事前に情報を得ておくといいでしょう。
ここまで流星群の見やすい環境について説明してきましたが、流星群以外の流れ星を見たいという人もいるでしょう。
そんなあなたは、よく晴れた日に田舎や高原に出かけてみてください。
先ほども開設したように、星を見ることのできる環境として人工的な光で溢れている都会は適していません。
また、平地よりも高い山や高原で見るほうが、星をよく見ることができます。
平地だと高い建物が邪魔になって星が見えにくくなることがあります。
また、高いところは平地と比較して空気の層が薄くなります。
星の光はその空気の層の中を通って私たちの目に届いています。
そうすると、層が厚い状態よりも薄い状態の方がより星空を堪能することができると言えます。
空気中にチリや花粉、黄砂等の不純物が混じっていない状態の方がより星をよく見ることができますので、強風の日や雨の後なども星がよく見える環境だと言えます。
このように、流星群を狙わなくても条件がそろっていれば流れ星を観測できる可能性があります。
流れ星自体はいつでも発生していますので、あなたのほうがよりそれを見やすい環境に近づけばいいのです。
夏休みや冬休み等の長期休暇を利用し、都会の喧騒から離れてゆっくり夜空を眺めてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ

流れ星はいつでも発生しています。
それならば、私たちがそれを見やすい環境に身を置くようにすればいいのです。
相対的に流れ星を見る機会が増えるのは、流星群の時期です。
よく下調べをして、自然の作り出す天体ショーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

